週明けの東京株式相場は、日経平均株価が午後に切り返して13営業日ぶりに反発した。円安傾向や中国株の急伸など外部環境の改善を背景に銀行や不動産、その他金融株など直近で売り込まれた業種を中心に買い戻しが増加。電機や自動車、ゴム製品など輸出関連株も高い。ただ、売買代金は約2週間ぶりの低水準にとどまり、様子見ムードも依然強い。
中央三井アセットマネジメントの寺岡直輝運用部長は、「下げが続いていただけに、外部要因がきっかけとなって売り方の買い戻しが入った」と指摘。一方で、「原油高や信用不安、米国経済などの問題は何ひとつ解決しておらず、底入れ感は出ていない」と、同氏は見ていた。
日経平均株価の終値は前週末比122円15銭(0.9%)高の1万3360円4銭、TOPIXは14.92ポイント(1.2%)高の1312.80。東証1部の売買高は概算で17億6572万株、売買代金は同1兆8038億円と低調。値上がり銘柄数は1072、値下がり銘柄数は540。
東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が28、値下がり業種が5。銀行、輸送用機器、電気機器、医薬品、不動産が高い。卸売、空運、パルプ・紙は安い。
リターン・リバーサル
欧州株安の流れを受けて午前は下落して始まったものの、為替の円安傾向と中国・上海総合指数の急伸を受けて、午後には株価指数先物にまとまった買いが入った。現物株にも先物との裁定買いが見られ、BNPパリバ証券の平塚基巳 株式営業部部長は、「雇用統計後の米国株市場を再度見たいとして閑散相場の中、先週売り過ぎた業種を中心としてリバーサルが効く動き」としていた。
先週までの日経平均の12日続落期間中における東証1部業種別の下落率上位5業種は、その他金融、ゴム製品、不動産、証券・商品先物取引、銀行。これに対してきょうの業種別上昇率上位は、銀行、不動産、その他金融、証券・商品先物取引、保険、ゴム製品と多くが重なった。岡三アセットマネジメントの伊藤嘉洋上席ストラテジストによると、「日本は売られ過ぎ。PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)の値ごろ感から、これからは買いスタンスを取る必要がある」という。
先行き警戒もなお
反発したとはいえ、4日の米国株休場の影響もあって売買代金は先月24日以来の低水準に落ち込んだ。中央三井アセットの寺岡氏によると、「米企業の4-6月決算の悪化はかなり相場に織り込んだが、実際に決算の反応を見ない限りは、先行きが読みきれない」そうだ。
日経平均のサイコロジカルラインは先週末で0%(0勝12敗)となるなど、きょうはテクニカル面での売られ過ぎも支援材料となった可能性がある。このため、きょうの上げは自律反発と受け止める関係者が多く、「バリュエーションやリスクプレミアムから判断して、下値めどは1万2500円前後」(新光証券の倉持靖彦投資戦略室長)と先行きを警戒する声も聞かれた。
銀行株が上昇率1位、昭電工は続伸
銀行株がTOPIX上昇寄与度、東証1部業種別上昇率とも1位となった。みずほフィナンシャルグループが6%高で3日続伸し、三井住友フィナンシャルグループは終値で6営業日ぶりに80万円台を回復。三菱UFJフィナンシャル・グループを含めた3大金融グループが売買代金上位3位までを占めた。来週以降に控える米金融機関の決算に対する警戒から、足元では銀行株は下げが顕著だったため、売り方は利益を確定しやすい環境にもあった。
このほか、2008年6月中間期の連結純利益は、前年同期比34%減と会社計画を上回ったようだと5日付の日本経済新聞朝刊が報じた昭和電工が続伸。長崎県にデジタルカメラの新工場を建設すると7日発表したキヤノン、6月の契約件数の純増数で14カ月連続トッブとなったソフトバンクはそれぞれ反発した。08年5月期の連結営業利益は従来計画比14%増となったもようのコスモス薬品は急伸し、既存店売上が好調なヤオコーは上場来高値。
新興3市場も上昇
国内新興市場もそろって上昇した。ジャスダック指数の終値は前週末比0.50ポイント(0.8%)高の61.30と続伸。東証マザーズ指数は3.30ポイント(0.6%)高の543.59、大証ヘラクレス指数は8.85ポイント(1%)高の894.10とそれぞれ4営業日ぶり反発。
個別では、4-6月期と今期の会社計画はそれぞれ確保可能として、ゴールドマン・サックス証券が買い推奨を継続した日本マイクロニクスが大幅高。4日午後に機関投資家向けの事業説明会、5日には一部報道で子会社との仕入れ・物流の統合を実施する方針などと伝えられたビックカメラは3日ぶり急反発。リサイクル方式の使い切りデジタルカメラを販売する、と5日付の日経新聞が報じたプラザクリエイトは小幅高。半面、今期純損益が一転して赤字に転落する見通しだと発表したフジオフードは反落。売買代金上位ではフェローテック、日本風力開発、デジタルアーツなども下げた。
⇒やっと日本株反発
不動産・銀行等のセクターが上昇率上位に入ってきているので、
短期的なリカバーを狙った買いが入ったといった次元であることは否めない感はありますが
売買代金も低調・・・・・
とにかく忌わしい記録を更新し続けるのだけは回避できて良かった :)
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